マツダ株式会社
MAZDA VISION X-COUPE | Japan Mobility Show 2025

MAZDA VISION X-COUPE の世界観を支えるCG表現

Japan Mobility Show 2025で公開されたマツダ株式会社「MAZDA VISION X-COUPE」映像では、

走行シーンを中心にCG表現を担当しました。

車両の未来的な印象が自然に伝わるよう、環境や質感の作り込みなど、

いくつかの要素を丁寧に調整しています。

これまでのマツダ案件を通じて培ってきたブランド理解を背景に、

MAZDA VISION X-COUPE の美しさがもっとも際立つよう、

シーンごとの見せ方とCGならではの表現手法を検討しました。

croobi の3Dストック素材をベースに、

限られた期間のなかでも質を担保しながら効率的なワークフローを構築しています。

映像内に登場するロータリーエンジンのカットモデルは、

資料用の原理模型を参考にしながら、内部構造を分かりやすく見せつつ、

複雑なメカニズムが持つ機能美が際立つよう仕上げています。

マツダを象徴する技術要素として、

映像内で静かに存在感を示す表現を目指しました。

特殊塗装の質感を最大限に引き出すため、

ライティングとリフレクションを重点的に調整しました。

今回のカメラアングルでは、ボディ面に反射の表情が出にくい箇所が多かったため、

反射ガードやライトの角度を細かくコントロールし、

塗装特有の色味や深みが見えるよう最適化しています。

ボディラインの立体感を自然に見せつつ、環境光とのバランスを取ることで、

塗装の魅力がしっかりと伝わるルックに仕上げました。

ウユニ塩湖のシーンでは、表現の精度と運用性を高めるため、

背景データを新規構築しました。

シーン全体が「暗 → 明」へと移り変わる構成のため、

時間経過に伴う光の変化が車体に自然に馴染むようライティングを設計しています。

特に水面の強い反射が特徴的な環境では、明暗バランスや設置感が不自然にならないよう、

反射強度や光の当たり方を細かく調整し、

静止カットとしての説得力を高めています。

これらの表現を積み上げることで、

MAZDA VISION X-COUPE が持つ未来的な佇まいと

造形美が映像の中で自然に際立つように構成しました。

短い尺の中でも情報量と密度を感じられるよう、各シーンを丁寧に設計し、

映像全体の印象を支えるCG表現を形にしています。

スポンサー:マツダ株式会社
クライアント:マツダ株式会社
CG Supervisor : 羽田貴尚
Executive Digital Artist : 竹本 英正・齊藤 優一
Digital Artist : 伊東 栄二・蔦 滉志
CG Asset Senior Engineer : 太田代 誠
制作進行:洗 豪
Producer :山根さつき