三信住建株式会社
リブランディング用キービジュアル制作

企業リブランディングに伴う、キービジュアルの撮影 及び グラフィックを制作 を担当しました。
撮影、3DCG、生成AI、レタッチまでを全て社内で完結させています。

弊社3DCGチームでは、これまでのCGに関する知見を土台とし、生成AIを活発に取り入れています。
プロンプトの偶然性に頼らない、CGをベースとしたコントロール性と再現性、品質を実現させています。
合成前提のビジュアル制作において最も重要な「パース」を3DCGで担保し、
生成AIを品質向上と工数最適化のために組み込むことで、リアリティと未来感を両立させました。

まずカンプを参考に、3DCGでアングルハントを実施。
「人物」「未来の街」「現実の空間」「ポータル」を同一空間として成立させるために、カメラ位置・画角・奥行きのバランスを検証しました。
この段階から“未来の街並み”は生成AIで作り込むことを見据え、CGではダミーとなるビル群を配置。
さらに、手前の現実世界と未来側の空間が“地続き”に見えるよう、木々の配置や境界のつながり方を設計し、合成時の違和感が出にくい画づくりを整えました。
なお、アングルハントの際はカメラマンの意見を取り入れながら実施。
スタジオ撮影で成立する現実的なカメラ高・被写体距離・ライティング想定に合わせ、CGカメラを微調整しました。
この工程により、撮影現場での迷いを減らし、合成前提の撮影をスムーズに進行できる設計へ落とし込みました。

構図確定後、未来都市側の素材を、街並み(ダミービル)、近景(木々+地面)の2レイヤーで3DCG書き出し。
ここから生成AIを使い、CGで狙ったパースを崩さずに質感をリアルへ引き上げ、ビルのデザインを未来的に拡張しました。
プロンプト主体で偶然性に任せるのではなく、「パースが正しいCG画像」を入力した i2i(image-to-image)で、狙った空間設計を維持したままAIの表現力を活かす流れです。

CGカメラのデータ(位置・画角等)はカメラマンに共有し、CGと同一視点で人物を撮影。
最終工程ではレタッチャーが全素材を統合し、パース・光・質感の整合を取りながら一枚のキービジュアルとして完成させました。
社内での連携により、検証、CG・AI製作、撮影、仕上げまでをシームレスに行った事例となりました。

クライアント:三信住建株式会社
エージェンシー:reynato. tokyo株式会社
CG Supervisor:増田 啓人
Executive Digital Artist:沼波奨吾、内山恭吾
Producer:関口拓真
フォトグラファー:カクユウシ
レタッチャー:首藤智恵、石崎未桜